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輸血によるHIV感染

悲しいことがおきました。HIVに感染した献血者の血液が日本赤十字社の安全検査をすり抜けて輸血された問題です。厚生労働省は29日、その人の輸血を受けた患者2人のうち1人は80代の女性で感染していなかったが、もう1人の60代の男性はHIV感染したことが判明していると発表しました。
同問題では、40代男性が2月に献血したHIV感染の血液では検査は陽性出ませんでしたが、それはごく早期であるか、ウイルス量が少なかったことが原因として挙げらていれます。男性が11月に再び献血した際、日赤の検査でHIV感染が判明。2月の献血血液の保管献体を調べたところHIVが確認されました。

厚生労働省の発表では献血時の検査でエイズウイルス(HIV)感染が判明したのが今年1~9月で55人で、献血者10万人当たりでは1.407人で前年同期とほぼ同じ程度だそうです。
しかし検査目的での献血者も含まれるという点が問題である、とニュースでは報じられています。

HIVだけではなくB型肝炎の感染も輸血ではおきています。また保存血が細菌感染で汚染されていて、それによる敗血症は当院でも経験があります。
輸血医療を今後どうしていくのか。ただの薬剤とは違う点、善意で成り立っている点、しかしそこには”100%安全”はやはりないということを、もう少ししっかり説明していく必要があるのでしょうか。またいつまで輸血を行うかという問題も、透析をいつまでするかという問題が透析学会で話されているのと同様に今後我々が考えていかなくてはならない問題です。