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新しいiPS細胞のニュース

この年末の押し迫った中、2本のiPS細胞に関するニュースが出ました。どちらも読売新聞からです。一つは12/26に出たもので、進行性骨化性線維異形成症というまれな難病の患者さんの皮膚からiPS細胞を作り、そこに骨や軟骨への変化を促進させる試薬を加えると、より骨へ変化しやすいのが確認されたとのこと。また逆にその骨への変化を妨げる試薬を使うと、骨への変化が抑制されたそうです。難病でまれな疾患は病態を研究するのも難しいですが、このようにiPS細胞を直接患者さんの体に投与することだけでなく、病態の解明にも利用できることに、ますます研究の可能性を感じます。

もう一つは12/30に出たもので、患者さんが教えてくれました。最近の新聞の医療欄はかなり細かいことまで説明されていて、私たちがついていけないことも多いです。さて、そのニュースとは日本ケミカルリサーチが培養した幹細胞を、医薬品として初めて承認申請することになるそうです。これは健康な人から骨髄液を取り、幹細胞を培養して移植の際におきたGvHDの症状を和らげるために、点滴で投与するそうです。幹細胞から出るタンパク質が免疫細胞を抑制するようです。薬ではない細胞そのものが製品となっていくことに、新たな産業の発展として国も後押しするようですし、注目したいと思います。