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院内でAi(Autopsy imaging)の勉強会を開催

2014.3.14 Ai (Autopsy imaging:死亡時画像診断)の勉強会を、この領域で第一人者の山本正二先生をお招きして開催しました。Aiは救急車で運ばれてすぐ亡くなられたり、院内で急変し死亡された方の死因究明のために行われるものです。造影剤を用いないCTで、頭部から足まで行います。死因究明にはこれまで解剖という手段が行われてきましたが、病理医の不足や家族が望まないということからその比率は年々減っており、日本では死因究明が必要なケースの3%とも言われています。北欧などは90%近くにもなるとのこと、アメリカでは30%程度だそうです。当院も救急車を多く受け入れることから救急外来を中心に行われていましたが、システム化されていませんでした。院内で委員会を作り、その流れを作成しました。Aiではくも膜下出血、大動脈解離などの血管系のイベントも含めて30%は死因が解りますが、それ以外は解らないことも多いのです。死後の変化や蘇生の影響があり、生きているときの画像とは異なってくるので、それらを加味して読影しなくてはなりません。読影技術はまだ開発途上といえるでしょう。しかし、今後国会で死因究明のための法律改正がなされ、まず院内で死因を調査することになると言われています。そうなればAiを積極的に撮るようになるでしょう。日本にはCTがたくさんありますから。しかし、読影して評価するのはなかなか難しいことを知っておくことも大切です。