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キャンデイン研究会にて真菌の勉強をしました。

このキャンデイン研究会は毎年1回、3月に開催されるアステラス製薬主催のカンファレンスですが、血液領域だけでなく呼吸器や外科領域の先生たちも集まり、それらの真菌感染症の話題が提供されるので幅広い知識が得られて勉強になります。今回、改めて重症のぜんそくの人にアスペルギルス症の合併が多いことを確認しました。またpseudomembrabous aspergillosis trancheobronchitisという病態があるということを知りました。これは緑白色の膜が気管支内に発生し、気管支が狭窄し喘鳴が出る。でもレントゲンは正常で診断が難しく、ぜんそくの悪化としてステロイド治療していて悪化してしまうという病気だそうです(私は知らなかった)。生前には診断を付けにくいそうで、肺疾患がもともとある人に多いと言っていました。
また、ICUに入室するような重症感染症では真菌感染のリスクも高くなり、ICUに3日以上いる人、広域抗生剤使用、CVライン、呼吸器装着などがあるとさらにリスクは高くなり、このような時で感染症が疑われるとき、真菌のリスクも考えて早期に経験的治療を開始しないと予後が悪いと。APACHEスコアで15点以上は特に予後が悪いので、使用するならアゾール系でなくキャンデイン系の抗生剤が良く、さらに重症であればアムビゾームも良いであろうということでした。勉強になりました。