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Burkitt lymphomaと神経浸潤に関しての病理検討会

この日は月1回の病理検討会(CPC)の日でした。症例は当科の症例でBurkitt lymphomaの症例でした。リンパ腫はしばしば神経症状を伴いますが、頭痛や眼球運動障害などの脳神経症状で来ることが多く、全身の感覚障害、脱力で来ることは多くありません。全身性のものとしては腫瘍が関連する免疫の異常で、慢性炎症性脱髄性疾患と同様の症状をきたすことも知られています。でも多くはよく探せば神経に腫瘍が浸潤していることが多いようです。画像検査や髄液の検査ではなかなか出にくいので、繰り返さなくてはなりません。またR-CHOP療法という一般で行われる薬剤は、中枢神経まで効きにくいことが知られています。では悪性リンパ腫全例で髄液検査をして中枢神経予防の薬剤をいれるか、というとそうではありません。NCCNのガイドラインでは、低悪性度のリンパ腫については述べていません。またマントル細胞リンパ腫ではblastic variantなどの進行の早い症例に推奨、びまん性大細胞型では副鼻腔領域、精巣、骨髄浸潤、HIV陽性、2つ以上の節外性病変があり且つLDHが高い症例に推奨、Burkittやlymphoblastic lymphomaといわれる高悪性度についてはやるべき検査とされています。神経症状が重たかったケースについて病理的に検討をした、非常に興味深いケースでした。<続く>

手島先生(右から二番目)と
手島先生(右から二番目)と

今回は2年目の先生が症例をまとめてくれました。今年は病理診断部の常勤医としてベテランの手島先生が来て下さり、研修医に実際顕微鏡をみて指導してくださることで臨床病理のおもしろさを伝えてくださり、研修医もそれをさらに膨らませて発表してくれ、非常に勉強させてもらいました。このような中から病理を学んでみたいという人たちが増えてくれたらいいなと思います。