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病院でのQI(quality indicator)

日本病院会のQI(Quality Indicator)プロジェクト(QI推進事業)は、厚生労働省による「平成22年度 医療の質の評価・公表等推進事業」の一つに日本病院会が指定されたことに始まります。その事業を日本病院会が引き継ぎ、会員病院の医療の質を向上させるために継続されています。平成23年度は85病院、そして平成24年度は145病院を対象とし、事業規模が拡大してきました。当院もそれに参加を表明していますが、これまでなかなか具体的に数字で評価することは出来ませんでした。病院にも多くのビックデータが埋もれてます。それをどう医療の質に役立てていくのか、世の中で今流行りのビックデータの活用と似た側面があると思います。日本病院会のホームページでも言われていることですが、これは決して病院間の競争を目的としたものではありません。患者層が地域や病院の規模により大きく異なる中で、同じ土俵での病院間の評価は容易ではないからです。むしろこのQIは、各々の病院が自院のデータを経時的に公表しながら向上のためのあらゆる努力をし、結果として医療の質を改善することがを第一の目的としています。自分達の取り組み(科ごと、医師ごと、病棟ごとのパフォーマンス)を数値で“見える化”、可視化することが改善の原動力になります。当院では看護部を中心に転倒転落患者をいかに減らし骨折を減らすか、という取り組みに力をいれてやっています。転倒リスクの評価を正しく行い、リハビリの介入、色々なグッズの使用、患者教育を行うことで明らかに転倒患者は減ってきています。そういった数字での改善目標を各科作るように命じられ、すでにデータとして出せるものにつき、この日発表会が院内で行われました。転倒転落以外にも救急でのトリアージ、カテーテル感染の率、麻酔科のかける麻酔の比率などなど、各科の取り組みがみえて非常におもしろかったです。これから医療の分野でも、質の改善にデータを効率的に利用していくのが当たり前になっていく時代となるのでしょう。