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国宝青不動 御開帳の法要

 京都の東山知恩院の隣に青蓮院という寺院があります。とても落ち着いた寺で、京都に行くたびに訪れていました。庭もとても美しいのですが、そこには平安時代に描かれた不動明王二童子像(青不動)のレプリカが祀られています(本物は常に見ることはできません)。秘仏として大切に祀られてきた仏教絵画で、平安期の仏教絵画の最高傑作と言われています。昔は天皇家しか見ることが出来なかったとか。2009年に創建以来一度だけ一般公開され、その後修復されていたそうです。それを大切に祀るために東山の頂、将軍塚と呼ばれる場所に<青龍殿>という建物が完成し、その落成記念を兼ねて国宝が御開帳されました。私は青蓮院に行くたびに少しばかりですが寄付をしていましたので、一般公開前に御開帳ならびに落慶の法要が営まれるということで招待を受け、参列してきました。

青龍殿内に掲げられた絵は描かれて800年や900年は経つであろうものなのに、その大きさ、保存状態、描かれたその炎の強さと青い色調が、時代を超えて見る者に強く訴えかける絵でした。手を合わせずにはいられず、人が去ったあとも私は長いことその姿を拝んでいました。なぜでしょうか。感動で涙が自然に出てきました。そのあとに小雨の中、屋外の舞台で法要が行われました。近畿36不動尊霊場会の僧侶総出仕により行われた法要では大きな護摩木がたかれ、この炎が青不動の炎と重なり不思議な気持ちになりました。最後にもう会えないかもしれない青不動に、もう一度手をあわせました。私が青蓮院が好きだったのは、この絵に会うためだったのかなー、などとこの機会を得たご縁を思うと、普段の色々な小さな悩みも忘れさせてもらったように思います。

また、この青龍殿に設けられた舞台はまだ木の香りがする新しいものですが、本当に京都市内がすべて見渡せるというような眺望であります。ここは、桓武天皇が京都盆地を見下ろしながら平安建都に着手されたと言い伝えがあります。また、ここにある塚は天皇が都の鎮護のために将軍の像を土で作り、鎧を着せ埋めるよう命じた言い伝えがあり、国家の大事があると鳴動したそうです。それはさておき、良い眺め、国宝青不動の一般公開は10/8-12/23、ライトアップは10/24-12/23。青龍殿には車でないと行けませんが、この期間は青蓮院からシャトルバスが出ています。京都に行く機会がありましたら、ぜひ訪れてみて下さい。