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10~11月ローテートした浦山です。

浦山 将司Dr
浦山 将司Dr

「最多期間のローテーターとして」

その物語には、続きがあった。

もっと病棟に貼り付いて、いろいろ学びたかった。吸収する器がなかったのも悔しい。 成長してまた戻ってきたい。そして、次はれっきとした戦力として、病棟を守りたい。

過去の自分に促され、帰ってきた。そう、血液内科・再登板である。

2ヵ月間、昨年抱いたあの気持ちを反芻していた。 同じ日が二度となく、毎日が輝いていた。そんな一日一日を、噛み締めていた。

血液疾患と闘う患者を前に、どう向き合えばよいのか、常に考えさせられた。 放置すればやられる、闘っても無傷ではいられない。そんなことを思いながらまわりを見渡せば、休みなく患者をみに行き、適切な有事対応を行うプロフェッショナルとして、誰もが接しているのに気付く。 答えが出なくても、それが我ら医療人の務めなのかと、初めて実感した。

人によっては、抗癌剤の量を抑えたりステロイドで凌いで緩和的にやる。癌と戦うよりも、残されたわずかな命を大事にすべきこともある。

そんなセリフが突き刺さり、戦いの結末が勝敗だけでないと思い知ったことや、

私情を挟むな! という奴に、私情挟んで何が悪い!! と戯れ言を吐けるヤツでいたいと思ったことなど、仕事という感覚ぬきに情が入り、喜怒哀楽をみんなで共有することも多々あった。

この病棟だけでは、イイ奴でいたかった。戦力として欠かせない人材に、なりたかった。一瞬でも本物に、なれたような気がした。

今後、医師として生きていく上での根幹のようなものを、身につけられたと思う。沢山のことを学んだ。いろんな人が、教えてくれた。

いつも自分を気に掛け、激励し続けてくれた我らがチーフ、佐藤先生。

 他なら生きていけないであろう不出来な研修医を、温かく育ててくれた病棟の方々。

要所要所で心に響く名言を残してくれた、玉井先生。

 昨年の自分を知っていたかのようなFriendlyさで適度に合わせてくれた、神戸先生。

 お目付役に徹し耳の痛い指摘から称賛までしてくれた、伊藤先生。

 自分がやらないできない持っていないモノをみせてくれた、高田先生。

強い信念かつ心ある最初のオーベンとして自分の成長を認め喜んでくれた、稲垣先生。

そして、大噴火から始まり最後までこの上ない愛情を注いでくれた、田中先生。

感謝などという言葉だけでは、到底表現できそうにない。

明日から違う生活が始まる。目まぐるしく移り変わる日々を重ねるにつれ、今の気持ちは次第に薄れてゆくだろう。 それでも、また事あるごとに思い返す機会を大事にできたら・・・いいな。

                                          浦山 将司