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2014年12月~2015年3月までローテートした谷川です。

谷川 徹也Dr
谷川 徹也Dr

2014年12月〜2015年3月まで血液内科で研修させていただきました谷川徹也です。
私は総合内科のスタッフでもありますが、今まで充分学ぶことが出来なかった血液内科を勉強するため4ヶ月の期間を作ってもらい研修させて頂きました。血液学のサイエンスとしての面白さ、医師のアートとしての素晴らしさを勉強できた4ヶ月だったように思います。
実は私は学生時代から血液学が苦手でどうしようもありませんでした。貧血の鑑別疾患程度ならまだしも、汎血球減少の診断や白血病の分類、凝固のカスケードなど、何度勉強しても覚えきることができず、苦手意識をずっと持っておりました。しかし、血液学に深く触れてみて思うのは血液学は実に理論的、科学的で有りスマートな領域だということです。遺伝子に○○という異常があり、それが△△に作用し、その結果××という異常が出る、だから△△を治してあげると治癒する。これが非常に面白く感じました。

 今回東海大学の教授の講演でお聴きしましたが、血液内科では基礎医学的な発見がどんどん臨床に直結しており、現在最も進歩の速度が速い分野の1つだそうです。免疫学から生化学的な所まで勉強し直さなければならないのでついて行くのは大変でしたが、学問として興味が尽きず、様々な可能性を秘めているところはとても面白いと思います。一方、血液内科はサイエンスとしての魅力だけでは無く、人間力全体が試されるアートの部分でも非常に勉強になる分野でもありました。
血液内科医は白血病やリンパ腫と言った血液腫瘍を扱う為、どうしても死を意識し、どのくらい生きられるかと言うことを考えて治療をして行くことになります。自分の人生そのものと向き合いつつ戦っている患者さんに寄り添って一緒に戦っていくためには共感する力、他人のつらさを受け止める力といった人間力が必要であるとつくづく思わされました。患者さんの目の前で試される場面が多く、大変だと思う一方で非常なやりがいも感じ、人間的な成長を出来た場でもあったと感じています。

主に14階病棟で4ヶ月働きましたが、非常に働きやすい病棟でした。比較的つきあいが長い患者さんが多いのもあるかもしれませんが、スタッフ皆患者さんを大事にして何が患者さんのために出来るかを考えてくれています。看護師だけでなく、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士、薬剤師全員でチームを組んで一緒に治療に当たってくれるのはとても頼もしく感じました。

田中先生、玉井先生、神戸先生、稲垣先生、佐藤先生には大変お世話になりました。一緒にチームに加えて頂いて、たくさん教えていただきました。皆様にはとても感謝しております。ありがとうございました。
                                        谷川 徹也