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若くなった高齢者

先日、日本老年医学会が横浜で開かれていた。そこで65歳以上の高齢者の身体、知的機能や健康状態についての分析結果が発表され、読売新聞のトップを飾っていた。知的機能については大阪府の2300人以上の調査から。認知症がなく健康状態が良い高齢者集団では、2010年の70歳代の結果は10年前の10歳若い人と同等の成績であったそうである。75-79歳の女性では脳卒中、心筋梗塞、骨粗しょう症にて治療を必要とする人の割合が大きく減っていていて、要介護認定率も全年代で低下傾向にある。さらに身体機能検査をしても歩く速度や握力、片足立ち時間なども向上していると。運動教室などに積極的に参加したり食事に気を付けたりということが影響しているだろう、と学会では発表されていた。
我々が普段感覚的に感じていることが数字としてまとめられたわけである。80歳でも90歳近くても元気であれば抗がん剤などの積極的な治療に取り組んでいるが、これもこの結果からうなずける。私たちもまあ10歳若くいるつもりで仕事にまた勉強に励み、食事にもちょいと気を配り努力すれば、まだ10歳若い人達と対等に仕事が出来るわけだ。自分にも自信になった研究結果である。
このデータからも会社勤めをリタイアした人はもっと残っている力を社会に使ってほしいと思う。安いペイだっていい、お金がもらえなくてもいい。まだまだ社会に残せる何かがあると思って、60歳、65歳などという区切りなしでイキイキ活動してもらいたいと思うし、その活用の仕方を高齢者再教育と雇用がもっと生み出せないかと思う。