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疲れたアメリカの医師は日本の医師の将来の姿?

今アメリカの医師は、特に専門家ではなく総合診療的、救急外来などの医師は疲れ果てているという。生まれ変わったら医師を目指さないという人は30-40%にも及び、子供には医師を薦めないと言ってているのはもっと多いという。医師はどこの国でも憧れの職業のトップに並ぶはずなのに・・・。堤果歩氏の書いた本を先日紹介したが、そこで書かれていることは決して強調されすぎているのではないことがわかる。WALL STREET JOURNALに載った医師Sandeep氏のエッセー。医師は以前よりも倍以上の患者を診ているうえ、支払いのための文書関係の仕事が膨大になって時間を取られている。それで給料は増えない、むしろ減っている。患者には尊敬されなくなり、常に訴訟にも怯えなくてはならない。医師の良心で人を診るということが出来なくなっているといい、早く辞めたい・引退したいという医師も多いという。
常にアメリカの医療を追従している日本。10年遅れてというが、日本もこうなっていってしまうのか・・・。その中で医師は今、何をしなくてはならないか・・・・。大量の患者を診察するのではなく、ビジネス的になり薄れてしまった患者との人間的な関係を取り戻さなくてはならない。私はこれが現代社会の医師のストレスに対処するカギだと思う。・・・医師にとって最も重要なのは人間的な時間だ。医療は人々が弱っている時に人々の世話をすることだ。こうした人間的な時間があるからこそ、弁護士や銀行家が我々を羨むのだ。結局こうした気持ちを抱けるようにすることこそが、医師という職業を救う最も有効な方法だ・・・と書いている。
 これは私たちがまだ良心で患者さんを診察することが出来、処方することが出来る。当たり前の職業としての満足感、幸福感を忘れてはならないのだと警告してくれているのかもしれない。ただ今の医療費の高騰をみると、その日は思ったより早く訪れるかもしれない。