湘南鎌倉総合病院
  • 湘南鎌倉総合病院ホーム
  • 湘南鎌倉総合病院アクセス
  • 湘南鎌倉総合病院お問い合わせ
  • 湘南鎌倉総合病院プライバシーポリシー

ブログ

HCVと悪性リンパ腫の関連

患者さんからの質問がありました。C型肝炎と悪性リンパ腫は関連があるのでしょうか・・・?
一見関係がないように思われるかたも多いでしょうが、実は関係があります。
肝炎ウイルスには肝外病変というのがあります。中でもA型肝炎やB型肝炎に比べてC型肝炎は多いとされます。クリオグロブリン血症は慢性C型肝炎の40-60%あるとされ、神経障害や血管炎、紫斑などをきたしますし、自己免疫関連疾患の有病率も高くシェーグレン症候群との関連もいわれています。その他悪性リンパ腫の合併も多く、膜性増殖性糸球体腎炎、扁平苔癬、心筋障害、筋炎、間質性肺炎が指摘されています。これはHCV感染により様々なT細胞分化異常がおきること、またリンパ球刺激がおきることが関連しているとされます。さらにおもしろいことに糖尿病との関連も指摘されています。その機序としてはHCVの複製が細胞でのインスリンシグナルを阻害するためだそうです。なぜC型が多いのか?そこは不明です。