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Multiple Myeloma Forum in Tokyoに参加

この日東京で藤本製薬㈱主催の講演会が開かれ、参加してきた。サリドマイドを販売している会社だ。
骨髄腫は様々な薬剤が出てきたことにより予後が著しく改善しているが、リウマチの薬剤と同じでその数があまりにも多くなってきていて、どのように使用するのか専門医でも悩むところである。それぞれの薬剤の特徴を把握して、やはり自分で使ってみないとわからないものである。
さて、この日は一つ目の講演として自治医科大学附属病院 血液科の古川教授によりサリドマイド、ポマリドマイド、レナリドマイドといった薬剤がどのように効果があるのか。また他にもベルケイド、メルファランという薬剤が骨髄腫ではコンビネーションで使用されるが、それら薬剤の相互作用、相性がどうなのかという実験レベルでの研究が話された。ベルケイドとメルファラン、ベルケイドとステロイドは非常に相性が良いが、ベルケイドとレナリドマイドは良くない。ベルケイドとエンドキサンも良くないそうだ。ただ、これらの結果は骨髄腫の増殖には間質の細胞が大きく関与していることから実験と臨床が一致しないこともある、と討論では意見が出された。また骨髄腫には初診時から複数のクローンが存在し、クローンによって薬剤感受性が違うことが示された。昔からあるMP療法が効くクローンが出現していることもあるのだ。というわけで、骨髄腫はこれからも色々な薬剤を組み合わせながら使って効かなくなったら別の薬剤、というように変えていくことで慢性的な共存していく疾患になっていくのは確実で、副作用を出来るだけ少なくしながら上手くコントロールするのが重要となってくる。最近の薬剤は末梢神経障害を起こすものが多く、それを上手く管理することが大切である。