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医師としてのデリカシー

患者さんは複数の問題をもっていることもあり、今では専門家の意見も大切なので複数科でみるということはしばしばある。しかしやはり主導権というのはどちらかがもっていないと治療は無責任になってしまう。私は研修医に、自分が主科でみていたのであれば自分が責任をもつように常に教えている。コンサルテーションはあくまでも治療に対する意見であり、それを受け入れるかどうか、またほかに意見を求めるかというのは主治医がきめ、主治医が責任を負うべきである。集中治療室などの運営が難しいのは集中治療室の治療を選択するのが集中治療の医師なのか、もとの主治医なのか明確でないことがあるからである。自分が集中治療室に患者さんをお願いするときは、治療をお願いする部分をはっきり明確にしておくことが大切であると思っている。さてそれとは逆に、コンサルテーションした側の医師が過剰に患者への治療に介入してくることがある。治療の選択肢は必ずしも一つではない。だから最後に選択するのはどちらか?というところで主治医なのである。医師はそれぞれプライドをもって責任をもって治療をしている。そこには相手の意見に対して尊重する姿勢をみせるべきときがある。(あきらかに間違っていれば別だが)そういった倫理的なところがわからないデリカシーのない医師もいる。そういう人は自分で気づいていないからやっかいであり、我々が最も避けたい人間である。患者の害になるばかりでなく我々のエネルギーもそいでしまうからである。