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日本血液学会 in Kanazawa DAY2

日本血液学会2日目。この日は当院総合内科の伊藤亮二先生が、昨年当科を研修でまわっていたときのまとめとして超高齢者(80歳以上)の多発性骨髄腫の患者さんをまとめ、発表しました。

多発性骨髄腫は平均年齢が施設によっては70歳を超える(当院でも以前まとめたときは70歳だった)高齢者に多い疾患で、特に一般病院では80歳以上の患者さんを診ることも多い。新規薬剤としてベルケイド、レブラミド、サリドマイド、そして今年からポマリストが使えるようになり生存期間は伸び、さらに深い寛解が得られるようになっている。しかし副作用が全くないわけではなく、しびれ、血球減少、そこからくる感染など問題も起きる。また家族が頻回に病院に連れてこられない状況では治療もままならず、経済的な面、活動性の面、副作用、そして骨髄腫の病勢を合わせながら治療を選択する。それを調整するのが臨床医だと思う。超高齢者に対して出来るだけ良くない蛋白を減少させるというよりも、その匙加減をしながらでも長期生存出来ていますよ、という90歳近い人達をまとめたものが今回の発表の趣旨。
シンポジウムでもある先生が同じような意見を述べていたし、同様の高齢者のデータをだしている亀田総合病院の末永先生が見に来て下さりお話しをしました。普段なにげなく見ていることでもデータとして出すと見えることもある。だから大切なのだと、若い先生に教えてもらったように思います。