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血液内科に関係する電解質異常<Na,K編>

研修医の先生からの質問。
「WBC数とカリウムって関係があるんですね・・。」ということで今回は血液内科が関係する電解質異常(Na,K編)についてまとめてみます。

1.低Na血症 
悪性リンパ腫の治療に用いる薬剤がSIADHという病態をおこします。エンドキサン、オンコビン、イホマイドが知られています。実際使用していてそれほど頻度が高いとは思いません。悪性リンパ腫そのものでもSIADHを起こしたるするとされます。また治療により吐き気が続くと低Na血症になることもあります。
2.高K血症 
血球成分が増加しているとき、特に血小板が増加しているときは採血後に試験管内で血球からKが出てくるために高く結果がでてしまいます。これは非常にしばしばみられますので、血小板増多症の人のときには知っておく必要があります。また、予防投与でよく使用するバクトラミンは高K血症をおこします。急性白血病や急激に増殖しているリンパ腫などでも治療開始、あるいはその前でも細胞が壊れることを反映して高K血症となります。赤血球輸血でも高K血症となることがあるとされますが、採取から時間がたっている血液、または輸血量が大量でないと起きません。
3.低K血症 
急性白血病などでWBCが非常に多いときにはKが採血後に細胞内に取り込まれるため、低めに出ることがあります。となると、2で示したように急性白血病のときにはKが高くなることも低くなることもあるのですね。