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MDS研究会in yokohama

MDS研究会は年に1回開催されている研究会で、昨年は私がCMMLとアザシチジンの話を、今年は玉井医師が当院高齢者のMDSに対してのアザシチジン療法をまとめて演題発表しました。またNTT東日本関東病院の臼杵先生がMDSのレビューを講演してくださいました。
MDS(骨髄異形成症候群)はアザシチジン療法という治療により治癒は望めないのですが生存期間が伸び、一部の患者さんでは輸血依存から離れることも出来るようになってきました。止めてしまうとまた悪くなることもあることから、長期に使用する症例も出てきています。12コース以上かどうかで差が出ている論文もあることから、12コース(約1年)は治療したほうが良いと臼杵先生は述べていました。またMDSの貧血に対してダルベポエチンアルファ(ネスプ)が使用出来るようになっています。これはエリスロポエチンという赤血球を増やすためのホルモンです。当たり前ではありますがエリスロポエチンの血中濃度が少ない人、また輸血の頻度が少ない人ほど効果があるそうです。それではトロンボポエチン受容体作動薬はどうかというと(つまり血小板産生を刺激することができる薬剤)、ロミプレートという薬剤は5-10%の急性白血病があり試験は中止。ところが同じトロンボポエチン受容体作動薬でもレボレードは急性白血病を抑制する効果があり、またトロンボポエチンの血中濃度が低く輸血量が少ないほど血小板を増加させる効果があったそうです。