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97歳現役医師が悟った体の整え方を読んで

当院には定年があるようでない。院長をはじめ70歳以上で現役で働いていらっしゃる先生は何人かいる。自分もできるだけ現役で働き続けたいと思うが、いつまでも迷惑かけながら仕事するのもよくないし、どんな形で働き続けるのがいいのだろうと最近考える。その中で目にした上記タイトルの本。今もご自身のクリニックで毎日50人以上の患者さんを診察している田中旨夫医師。たしかに顔写真のお顔も80歳くらいにしかみえない。どんな秘訣があるのか、やっぱり知りたくなり購入しました。彼が実践していることで私の心にとまったことを紹介します。
(1)まず生活のリズム、ルーチンの生活。食事時間、食事内容、運動時間、仕事時間、きちんときまったリズムで無理せず行う生活の大切さ。
(2)よく言われる<生きがい:その人の役割 どんな人にも与えられた役割がある>
(3)さらに出来なくてもしかたないと割り切って、でも新しい知識を得たり挑戦するという姿勢、前向きな気持ち
   を持つことの大切さ。ココ・シャネルも晩年同じようなことを言っていました。
(4)また野菜の摂り方がおもしろい。季節の野菜を昆布と鰹節とともに炊飯器に入れて保温する。一晩おいて
   やわらかくなったところで翌朝スムージー仕立てにして飲む。そうすることで十分な野菜がとれる。
   またリンゴとニンジンのジュースにシークワーサーを加えて飲んでいるそうです。
(5)そしてよく歩くこと。
 
(4)は工夫次第で炊飯器1つ余分に買えば出来そうです。これらはいずれも定年以降も働いている人の多くが実践されていることのように思います。

また文章の中にアメリカの詩人 サムエル・ウルマンの詩が紹介されていました。筆者が生きて行くうえで一番大切に思うことが書かれているといいます。その一部をご紹介します。<続く>

<サムエル・ウルマン 青春の詩より抜粋>
青春とは人生のある期間ではなく心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく、たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。

歳月は皮膚にしわは増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探究心、人生への興味の歓喜がある。
君にもわれにも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の霊感を受ける限り君は若い。

戸惑いや迷いがあってもいい。だって老いることは失うことだから。いつも外来の高齢者の患者さんをみて思う。長く生きるのって失われる機能、失われる人間関係に折り合いをつけて認めていくことなのだと彼らをみて思う。

でも、だから悲しむだけではなく、それでもまだ新しいことを知りたい、まだチャレンジしたい。そういう気持ちを失わないようにしていった先に、結果として豊かな魅力的な老人の姿があるのかな~と感じた私です。