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今年のインフルエンザとワクチン

今年はインフルエンザの流行がまだ本格的にはなっていないが、患者さんが当院でも出はじめている。暖冬のためにまだ少ないのか。今年はワクチン接種が企業の問題でやや遅れたことから12月になってようやく受けられる方も多く、抗体が出来るまでには23週間はかかるため、このまま落ち着いていてほしいと思う。昨年は12月末からインフルエンザが大流行して救急外来や夕方診療が大混雑した。
さて、今年11月末の時点で流行している型はH3N2の香港A型、それにAH1N1)が続くという。H1N1型は2009年の新型インフルエンザとして流行した亜型(pdm09亜型)で、子供などこの型を経験していない世代で集団感染を起こす可能性があるということ。またこの型の変異がすすんでいることが問題となっている。
今年のワクチンは盛り込まれる抗原が4価に増えている(これまでは3価)。それで値段も上がっているが、これまでの3価時代にはB型の抗原が1つしか入れられていなかったが、B型が2種類流行することが多かったこともあり、今年のワクチンはB型に対してより予防効果が高くなっているそうである。

抗がん剤治療を受けている人はワクチンはどうするのがよいか、という問い合わせがよくある。基本的には免疫抑制状態にあるかたもワクチンを受けたほうが良いとアメリカCDCCenters for Disease Control and Prevention)のガイドラインで示されているが、リツキサンを使用する化学療法を受けた人で6か月以内の方は、抗体が産生されにくいと論文発表されており(Blood 2011 Dec 22; 118:6769)私はそれらの方、またWBCが著しく少ない方にはワクチン接種を薦めてはいない。