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感染性胃腸炎の流行が始まっています。

嘔吐、下痢を訴える患者さんが増えてきたなと感じていたら、国立感染症研究所の報告でも12月7日から13日までの週で急激な増加をみています。感染性胃腸炎の主な原因となるノロウイルスは冬、特に12月から1月にかけて流行し、かつ感染力が強く家族内発症も多くみられます。ワクチンはなく、石鹸を用いた手洗いが予防策。潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で あり、発熱は軽度。通常、これら症状が1~2日(症状の期間は短い!)続いた後治癒しますが、免疫が低下した抗がん剤治療後のかた、高齢者では重症化することがあります。家族で吐物や下痢をする人がいて、その処理をする時にはハイター(5%)を希釈して用います。東京都感染症情報センターに詳細は載っていますが、0.02%は汚染された環境(ドアノブや手すりなど)を消毒するように、また嘔吐物・便などの処理は0.1%で行うことが推奨されています。旅行にいって大勢の人間が利用するトイレなどでは、ドアノブなどからも感染したりすることが多いわけで、より手洗いに注意したほうが良いし、ドアノブに触れる際にはハンカチを利用するなどしても良いかもしれません。また、食事では2枚貝がウイルスで汚染されている可能性もあり、カキなどの生食は感染性胃腸炎が流行っている期間は避けたほうが良いかもしれません。2枚貝の加熱調理で ウイルスを失活させるには中心部が85~90℃で、少なくとも90秒間の加熱が必要、と国際機関のガイドラインでは定めています。鍋なら大丈夫でしょうか。
また、新型のノロウイルスが今年流行っていることがわかっています。このような時には免疫がない人が多いことから大流行する可能性があり、同様の流行が2006年と2012年にみられており、新聞等でも注意喚起がされています。