湘南鎌倉総合病院
  • 湘南鎌倉総合病院ホーム
  • 湘南鎌倉総合病院アクセス
  • 湘南鎌倉総合病院お問い合わせ
  • 湘南鎌倉総合病院プライバシーポリシー

ブログ

JAL doctor登録制度?

この制度、おかしくない?と思った医師は多いのではないでしょうか。機内での「お医者様はいらっしゃいませんか?」という放送がなくなる・・・?その放送が悪いこと??日本医師会とJALが提携し、医師であるかどうかを登録するからその放送はもういらなくなるというのだが・・・。
必ずしも物品も人も揃っているとは言えない機内で1人で急変患者の対応、診断まで出来る自信のある医師ばかりでないことを、何も分かっていないと思う。そこにまで責任はないわけであり、機内で働くのは善意であろう。また救急コールにより医師以外の看護師や他の人だって集まってサポートしたほうが良いこともある。
私も一度、アメリカにいく機内でそのような場面に遭遇したことがある。食後で寝にはいりかけたところに何度もコールがあり、名乗りでた。満席で診察する場所などなく、患者さんを床に寝かせて診察。確か心電図もなく血圧計だけがあった。当然挿管道具などない。点滴も出来なかったように思う。
患者さんは食後のアルコールで一時的に気分が悪くなり嘔吐・徐脈になっただけであったが、これがもっと深刻な方で飛行機の行先変更するか判断しろと言われたら、困っていたと思う。そのとき他の日本人のかたが機長とやりとりしてくれて、私は患者さんの診察をすればよく助かった覚えがある。
ただ、今は80歳代でも海外旅行にいく時代である。機内は閉ざされた空間であり、体調を十分見極める必要のある乗り物であることを忘れてはならない。