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ブログ

恩師 森啓教授の退官式にて

森教授は私が初期研修医の頃から、長期にわたり当院の血液疾患の診断、治療を指導してくださった血液内科の先生である。私も先生のもと(昭和大学藤が丘病院)で、短期間ではあるが勉強させていただいた。
先生は医師としての生涯をずっと臨床に従事されてきた。患者さんの前に常に顔をみせ、その人との人間関係を大切にし、家族・その人の生活環境とともに人を治し癒す。それを実践されてきたかたである。私がこれまで出会った医師の中で、最も患者さんに寄り添う医師である。
上になればなるほど現場から離れることが多くなる。でも教授になっても決して驕ることなく、この日も病棟で仕事をされていたということである。先生に診てもらった人は幸せであったろう。どんなに良いデータのある薬剤が出来ても、それを現場で適切な人に適切なタイミングで、適切な量を使えなければ患者さんへ本当の恩恵は届かない。そういう現場の先端にいる医師には、研究で名前を馳せるというのではなくとも森先生のように立派なかたが大勢いる。
私もいつまでも森先生を師と仰ぎ、患者さんの傍に寄り添う現場の医師であり続けたいと思う。先生の最後の挨拶は心温まるもので、涙が止まらなかった。ごくろうさまでした。これからも一臨床医として仕事を続けられるとのことでした。