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血液スメアエキスパートミーテイング in 横浜

このカンファレンスは横浜市大の先生達が骨髄のスメア(スライド)の見方の疑問について検査のエキスパートの先生をお呼びして答えていただくというもので、半年に1回開催されている。そこに我々の病院の血液内科の医師と検査科の人も参加させていただいている。今回で17回になる。
いつも思うことだが、細胞が造血細胞のなんであるのかは簡単であるようでとても難しい。専門家が3人揃っても答えが3つ出ることもしばしばである。だから細胞は1つだけ見るのではなくて全体を通して観察すること、またその患者さんの状態がどんなであるのかの情報はとても大切である。
今回教えていただいたことで印象に残っていることは、健常者でもみられる異形成である。骨髄異形成症候群は芽球の多さや異形成(形がおかしい)がポイントとなるのだが、その異形成が健常者でもみられるとなるから問題だ。高齢になるほどその率は高くなり、特に赤芽球系では1~10%程度にもなる。また喫煙者には赤芽球の異形成の率が高くなるそうだ。でも環状鉄芽球というのは健常人ではみられないそうだ。薬剤性、感染症などでも骨髄異形成症候群(MDS)に特異度が高いとされる偽ペルゲル核もでるというから、これを1~2個みつけてもMDS疑いと決めつけてはいけない。スメアはだから難しい。個々の細胞の顔つきが違うのだ・・・。