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神奈川骨髄腫研究会 in Yokohama

11回目になるこの会は、骨髄腫の薬剤としてベルケイドが発売されたころに発足した会である。初めの頃ベルケイドによる腫瘍崩壊症候群が起きて、その症例発表したのを思い出す。
骨髄腫の治療はますます進歩し、まるで慢性疾患の管理のようになってきた。あと10年もすると、すべての血液疾患があまり死を考えなくても済む疾患になっていくのではないかとも思えてくる。
さて、この日は横浜市立大の髙橋寛行先生が腎障害のある骨髄腫症例をまとめられて発表。腎障害のある人は効果が出てもやはり予後が悪いことが改めて確認された。
また特別講演として今後の多発性骨髄腫の治療の展望について埼玉医科大学総合医療センターの木崎昌弘教授が話された。今年はCarfizomibという薬剤とElotumumabという薬剤が新たに発売される予定。次から次に出てきてどのように使用していくか、というのが主治医の腕のみせどころとなる。
どれも高価な薬剤だが、これまでの治療薬に効果がなくても効果があるということ、特に木崎先生は抗体治療薬に期待しているという話であった。抗体薬は副作用が少なく、単なる分子的にくっつくという以外に免疫が関係しているであろうとのこと。昨年発売されたPomalidemide、Panobinostatとあわせてどのように使っていくのか、誰も本当の答えは分からないというのが実情である。そしてそれらの治療薬が月間100万円台となり、保険財政の問題とあわせfinancial toxicityという言葉もあるほどであると紹介された。