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Carfizomib承認を得て東京で勉強会開催

この7月4日、Carfizomibという薬剤が多発性骨髄腫の治療抵抗性の人に対して厚生労働省に承認された。それにあわせて都内で勉強会があり参加してきた。

国内での臨床試験の成績が紹介された。これまでの治療に抵抗性であった骨髄腫の人にレブラミド+デキサメサゾンと併用して3剤で投与された。Carfizomib(商品名 カイプロリス)は10分程度で行われる点滴である。多発性骨髄腫の現在の治療の主流になっているベルケイドの親戚のような薬剤であるが(プロテアゾーム阻害剤)神経障害が少ないとされる。治療効果も非常に良く、4種類以上の治療をしていても78%効果がみられ、またベルケイド使用例でも100%、レブラミド使用例でも87.5%、予後の悪い染色体異常をもっていても78.6%効果が認められ、しかも多くの症例が3サイクル以内に50%以上蛋白が減少するという切れ味の良さももつ。ただし副作用として血球減少がおきるのと、注意が必要なのは心血管系の副作用であるといわれる。心不全、狭心症にはじまり高血圧になる患者もいるという。高齢者、心疾患をもっている人はその副作用が出るリスクが高いが、予測出来るわけではないらしい。それらに注意して使用すれば、効果は十分期待できる薬剤らしい。使用できるのは8月半ば過ぎであるので、期待して待ちたい。