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ブログ

2016年

9月

21日

リハビリテーション科より~その3~

今回は実際に患者様のご家族から頂いた質問に対してお答えします。緩和的治療を受けながら在宅で生活されている患者様に対して、何とか立ち上がりや立位が維持できるようにしたいとお話がありました。

実際のところ、在宅で生活されている患者様は病気の進行などによる様々な症状があります。その中でも食事摂取量が低下してしまうことが多いです。身体の中に栄養がない状態で、過剰なトレーニングを行うと却って筋力低下を起こす可能性もあります。

このような状況で立ち上がりや立位をどのように維持するかですが、介護者も行えるいくつかの方法を説明します。
上記のような患者様はベッド上で過ごすことが多く、下肢を曲げた安楽な姿勢で過ごすことが多いです。立つことを考える場合、下肢が曲がったままになってしまうとそれを保持するためにより強力な筋力が求められます。そのため最低限の関節可動域、筋力の維持が必要と考えます。

股関節伸展、膝関節伸展、足関節背屈可動域の維持

ベッドを可能であればまっすぐにし、膝裏を地面に押し付け、足首を反らします。
10回:1セットを1日2セット。

大腿四頭筋の維持

膝を伸ばした状態で踵を浮かします。大変であれば踵を持って手伝っても構いません。
5〜10回:1セットを1日2セット。

すべて週3回程度を目安にして行っていただけたらと思います。

身体の状態は人それぞれ違うため、介護保険でリハビリを行っている場合は担当のリハビリスタッフに相談してください。その方に合った方法などを教えてもらえるはずです。しかし身体の状態によっては上記の運動なども徐々に難しくなることも想定されます。その際は適切な環境整備、補助具(例として電動ベッドや介助バー)などを利用し、少しでも生活が快適(QOLの向上)になるよう工夫してみてください。その他のお悩みがありましたら、病棟でも気軽にお声掛け下さい。
                             リハビリテーション科 奥田耕司