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アメリカで活躍する後輩の訪問

当院にて初期から研修し、その後救急外来での研修を終えた後に目標としていた米国で研修を開始、今その真っ最中である今村先生が帰国し当院を訪問してくれた。学会があってのようであったが、米国のまさに生の医療情報を聞け面白かった。お金に厳しいアメリカだが、貧乏も金持ちも同じ基準で治療の選択がなされ医療が受けられているのか?医療破産という話聞くので、そこが一番聞きたいところであった。我々の使う骨髄腫などの薬剤は非常に高額で、それがアメリカで誰にでも投与されるはずはないと思うからである。
アメリカでのERの医療は、貧しくても金持ちでも平等に行われる法律があるらしい。しかし、骨髄腫などの治療のように高い専門的な医療では保険会社の力がとても強く、そこが認めなければやはり受けられないのだという。つまり医師の裁量の前に、お金による治療の選別がなされるのだ。だからアメリカではエビデンス(論文やガイドライン)だけで治療が選択されるのではないのだ。日本もやがてそれを追うことになるであろう、と私は思う。
また向こうの医師は良く物事を知っているし勉強もする、コミュニケーション能力も高いと言っていた。まだもう少しアメリカでがんばりたいと言っていた。せっかくかなえた夢。もっと学んで、吸収することはまだまだあるだろう。でもいつかは日本でその医療を実践してほしいと思う。
今村先生とはまだ当科が小さく医師が本当に少ない頃に病棟を守りあった戦士のような感じで、学年は離れているものの私の中では仲間という意識が強い。互いに変わらないと言いつつ(相手にしたらお世辞だろうが)、互いの健闘を祈った。