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骨髄腫エクスパート ルル先生(Leleu)による講義

骨髄腫の治療は毎年毎年進化が早く、我々でもついていくのが必死。欧州で骨髄腫のエキスパートであるルル先生が来日され、講演をされたので出掛けてきました。その要点をまとめてみます。

(1)治療を考えるとき、移植出来るか出来ないかとまず分けて考えるが、そこにfrailかfitか(治療についていけるか合併症などがあって難しいか)という概念を常にもち、一律年齢で切ることはしない。個々での治療を考えよう。
(2)初回の治療が大切であり、2回目以降は強くいけなくなることがあるので初回にしっかりした治療をやる。
(3)レブラミド、デキサメサゾンはこれから出てくる新薬にほとんど入るようになっている。高齢の場合にはデキサメサゾン量の調節するが、レブラミドは出来るだけがんばっていく(と言うのだが日本人では痒みや皮膚発疹があり、また血球が減って十分量がいけないことが多いのですが)。
(4)レブラミドもベルケイドもだめであれば彼はポマリドマイドを選択すると言っていました。奏効率は30%。
(5)高リスク(予後の悪い染色体異常を持つもの)では維持療法と考えるのではなく、出来るだけ3剤で治療を続けていく。
(6)最近はRVD(ベルケイド+レブラミド+デキサメサゾン)を使用されることが多いが、神経障害をどう管理するかについてのアドバイスとして、4週間毎の治療としベルケイドを2週間やって2週間休みくらいにすると、十分管理出来る。

という話でした。高名な先生ですが実際患者さんを診療し続けているため、アドバイスにも実臨床に応用出来そうな話が散りばめられていて、とても参考になりました。