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遠隔医療は離島だけにあらず

患者さんからスマホで診療をやるようになりますかね~と聞かれた。これは遠隔医療というやつである。
遠隔医療というと離島と都会の病院をつないで医療というイメージであるかたが多いだろう。1997年、厚生省(当時)はすでに直接対面が困難な場合に糖尿病やぜんそくなど9疾患を例示し、遠隔医療について通知を出していた。最近はスマホなどの進歩により画像も良くなり、皮膚疾患、顔の表情などもかなりよく見られるようになった。2015年8月厚生労働省から再び通知があり、遠隔診療の対象として離島や疾患の解釈を狭くしすぎなくてよいとされた。

都会でありながら人口10万人あたりの医師数が少ないところとして埼玉、茨木、千葉が全国トップ3。小児科、産科などは非常に少ない地域があり、都内まで出れば・・・と言うが、わざわざ都内まで出るのは余程の特殊疾患である。それを解決するために遠隔医療が試されているそう。大病院が混まないようにするためにも、この方策は必要ではないか。施設の担当医師が画面で患者のバイタルサイン(熱や血圧など)と状態をみせて、それにより抗生剤の指示など対応してもらったり。また簡単に血糖が測れたり、あるいは薬局などで簡単な血液検査が出来ればデータを転送してもらい、血糖調整や食事指導するのでも十分な気がする。ただそれをするには初診は対面で、また病状が安定していることが必須である。

私も経験がある。住まいが遠く且つどうしても休みがとれない人で、薬剤の副作用としての発疹がどうかをスマホで報告してもらい、それでもともと出していた薬剤の指示を変更した。対面のほうが診療報酬の加算が多いそうで、あくまでもこのような遠隔診療はサービスでしか導入されていないそうだが、高齢者の運転も危ないからと免許返上してなかなか病院にくることが出来ないと言っている人達に、ケースワーカー等が手伝いながら自宅で薬剤の管理、副作用の報告をタブレット端末でするのも良いのではないか。他にどんなことが出来るか、ニーズを現場で拾い上げていくことも遠隔診療を進めていくのに必要だと思う。