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難治性成人T細胞性リンパ腫にレブラミドが適応に

レブラミドは多発性骨髄腫に用いられる治療薬である。非常に効果的な薬剤であるが、この度再発、難治性成人T細胞性リンパ腫(ATL)に対して保険が通り、患者さんに使用することが出来るようになった。びっくりである。
ATLはHTLV-1ウイルスに罹患した人(多くが母乳感染)が長期間を経てリンパ腫を発症してくるもので、九州地方に多いが最近ではヒトの移動により全国で発症がみられる。当院にも患者さんはいらっしゃる。最初はゆっくり成長する形であるものが、やがてその殆どが症状を有し治療を要するようになる。進行してきたときにはCHOP療法などを行うが、一度は効いてもまた再燃することがしばしばある。そのような疾患に対して日本で開発されたCCR-4抗体(mogamulizimab ポテリジオ)が一部の患者さん(CCR-4を発現している患者)に使用出来、効果はおよそ50%程度と言われている。
今回レブラミドは再発、難治のATLに対して内服で使用することが出来、連日内服で42%に効果がみられたという。完全に治ることは少ないのだが、平均生存期間は20か月と持たせることが出来、頻回に病院への通院が難しい人、その他の治療を試してもダメであった人に選択肢がまた一つ増えることとなる。