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Ai(Autopsy imaging) の講習会

Ai情報センター代表理事の山本正二先生をお招きして、今年も年に1回の勉強会が院内で開催された。Aiは今よく使われている人工知能の略ではなく、死亡時に原因追及のために行われる画像検査のことで、主にCTが行われる。2015年から始まった事故調査制度と併せて以前よりも死後行われることが多くなったが、当院ではその前(2010年頃)から委員会を作ってそのやり方、撮影方法、患者家族への説明、読影の提出の仕方などを取り決め運用してきた。当時から読影に関しては通常のCT検査とは読み方が異なり、難しいことがあるため山本先生にお世話になっていた。
今日も現在の事故調査制度の問題点と、当院の症例について解説をしてくださった。当院では救命救急センターに風呂場での溺水事例の搬送が多いが、その読み方についても解説していただいた。副鼻腔に水があるか、咽頭に水があるかをみるという。本当に溺水かどうか確認するためだ。胃の液面形成が行われていると、存命中に死んだと考えられるそうだ。また、心肺停止に伴う心臓マッサージでは胸部前面のやや横の肋骨が両側性に折れることが典型的であること、その前に外傷があったかどうかとの区別の参考にするそうだ。また普段の臨床でも我々は患者さんの状況をとても細かく聞くが、Aiでも臨床情報はとても大切であるそう。例えば交通外傷ではエアバックが動いていたか、スピードがどうであったか、どの部分に座っていたかなどが重要な情報だそう。ここまで深く読むことが出来るのか、と感心した今年のカンファレンスだった。