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異常ヘモグロビン症

夜桜と満月・・・なかなかよく撮れています。
さて、異常ヘモグロビン症に対しての演題が日本内科学会総会で出ており、勉強になる症例でした。自分ではサラセミアを除いては見つけたことがないので、どのようにしたら見つけられるのか勉強してみました。
国内でも異常ヘモグロビン症の症例論文をみてみると、最近ではHbA1cが血糖値と比較して異常な値であったり、また検査場所により結果が大きく異なることで解るようです。
通常測られるHPLC法(高速液体クロマトグラフィー法)で異常値を呈するため、そのクロマトグラムと言われる蛋白のグラフを実際みて、正常と違うカーブが出ていないかどうか見ることが発見につながります。HbA1cについては免疫法などの他の手法で測定することが出来ますので、糖尿病疑いの人でHbA1c異常値の場合にはそちらを用いるといいでしょう。異常ヘモグロビン症が疑われたら、次はヘモグロビンの電気泳動を行います。もしくは福山臨床検査センターなどに送って検査していただくことも出来ます。
日本には3000人に1人位いるとも想定されており、しかし多くは無症候性です。20%が溶血性貧血などの症状を呈するとのこと。中には多血症傾向となることもあります。よってデータで多血症傾向+溶血パターンの人では鑑別にヘモグロビン異常症を思い浮かべたほうが良いと言えます。またRBCが多いがMCVが小さめで、貧血はそれほどないという人では注意して調べると良いでしょう、とある先生より教えていただきました。